やはり身体の反応や躓きには重要な意味があった

Synchronicity File:005 ★★★★☆ 驚愕!やはり躓きには重要な意味があった!


 前回、私が書店で「ひざがカクンとなり躓きそうになり、そこに探していた本があった」という驚くべきシンクロニシティの実例をお伝えしました。

 そして、 


 『自己意識が目に見える範囲の情報を認識しているのに対して、無意識は目には見えない 

  範囲の情報も認識している可能性がある』


 という考え方をお伝えしました。

 もちろん、そのシンクロだけでも実際に探していた本が見つかるという、物的証拠があるわけですから、それは十分に信憑性があると言えます。

 しかしながら、さらにその信憑性を確認する為に、さらに2つの実例をお伝えしておきます。


 これは大学時代の友人の祖母が実際に体験した驚くべきシンクロニシティの話です。

 この友人の祖母は、毎日、畑仕事をしていました。家から畑までは歩いて行きます。

ところが、この友人の祖母に少しばかり不可解な現象が起こり始めました。

 それは、畑への移動の途中、毎回、同じ場所で躓いてしまうとのことでした。その道は普通の土の道で近くに大きな石がありましたが、その石に躓くのではありません。

その石の近くではありますが、本当に何もない普通の土の路面で、毎回、躓き転んでしまうとのことでした。

 始めのうちは単なる偶然だろうと思っていたのですが、それがあまりにも続くので「何か変だな」と感じ始めました。

 そこで、この友人の祖母は、毎回転ぶその場所をなんとなくの思いつきで、掘ってみました。すると、驚くべきことが起こりました。

 なんと!


 そこから『観音様の掛け軸』が出て来たのです。


 この話をその祖母から聞いた私の友人も「こんなことが実際にあるものかと」本当に驚いたとのことでした。


 いかがでしょうか。

 このシンクロニシティの実例もとても驚愕です。地面から出て来たものが「観音様の掛け軸」というのも驚きですが、やはり、その場所で毎回躓いていたという事実に注目すべきです。

 その場所の1m先でも、1m手前でもなく、まさに、その場所で躓いていた、その地面の下に「観音様の掛け軸」が埋まっていたのです。

 つまり、無意識は地面の下に埋まっている「観音様の掛け軸」の存在を認識していた可能性が高いということです。

 そして、そのことを知らせる為に、毎回、その場所に通る時に、祖母の身体にある種の反応を起こして、躓かせていたと言えるわけです。


 このエピソードは、私が書店で躓きそうになったシンクロニシティの実例とかなり似ています。

 私のケースでは躓きそうになり、とっさに身体のバランスを取り、体勢を立て直しましたがm、友人の祖母のケースでは、ご高齢の為に、実際に躓いてしまっていただけでしょう。


 「無意識が身体のバランスを崩させ、その場所にある重要なモノの存在を知らせた」


 という、本質的にまったく同じ現象だと言えます。

 私は友人の祖母に実際に起こったこの実例を聴いて、


『自己意識が目に見える範囲の情報を認識しているのに対して、無意識は目には見えない範  

 囲の情報も認識している可能性がある』


 この考えに対する正当性の確信をさらに深めました。

 そして、その視点で日常生活を観察することで、このような事例が他にも生じている事実を突き止めました。

 それは、日常生活の中で生じた、身体の微妙な反応に注目することで、そこに何らかの意味があるのでないかと仮定し、それを実際に確認してみました。

 すると、驚くべきことに、身体の反応には、シンクロニシティが画されていたという実例を数件確認することが出来ました。


 もっとも驚いた実例は、再び書店で起こりました。

 私が書店内を歩いていた時のことでした。その書店には、本棚の上の方の本を取る為の、鉄製の梯子が棚に立て掛けられていました。

 私は本棚の側を通り過ぎようとした時のことでした。


 コツン!


 と小さな音がしました。どうやら、その鉄製の梯子に私のブーツの先が当たってしまったようでした。

 通常ならば、梯子を普通に避けて通過するところを、ほんの少しだけ梯子に寄り過ぎ

た為に、足先が梯子に当たってしまったわけです。


 「あ、これはシンクロだな」


 と、私は前回の書店での経験からすぐに気がつきました。

 これはもはや、超能力者のような出来事となったのですが、私は、本棚の方を見ることもせず、なんとなく思い当たる位置を指差し。


 「ここに、俺の探している本がある」


 と宣言してから、ふとその本棚の指差した位置を観ました。

 すると、なんと!

 本当に、その場所に私が探していた本がありました。

 これは、まるで超能力者のようでした。足が梯子に当たったことから、絶対にこの場所に探していた本があると予言したのですが、それが本当にそうだったのです。

 これには、ある意味驚きましたが、前回の書店での「躓きそうシンクロ」の経験もあった後でしたので、「やはりな」と、予想通りの結果でもありあました。


 無意識が、「私が探していた本がそこにある」ことを、微妙に身体のバランスを操作して、コツンと足先を梯子に当てて知らせてくれたわけです。

 

 このような、無意識が私の探している本の位置を知らせてくれる出来事は、最初の書店でのケースと、この時のケースで、計2件ありました。

 そして、今回お伝えしました、友人の祖母のケースを含めますと、3件の実例があるということです。

 これらの実例から


『自己意識が目に見える範囲の情報を認識しているのに対して、無意識は目には見えない範

 囲の情報も認識している可能性がある』


 これが真実である可能性が高いと言えます。



<シンクロニシティの一連の流れ>

・友人の祖母が、毎日同じ場所で躓く

   ↓

・不思議に思い、なんとなくその場所の地面を掘ってみた

   した

・そこから観音様の掛け軸が出て来た

<シンクロニシティの一連の流れ>

・書店内をあるいていた

   ↓

・コツンと足先が本棚の梯子に当たった

   ↓

・シンクロニシティだと気づいた

   ↓

・「ここに探している本がある」と棚を見ずに指差し宣言した

   ↓

・指差したその場所に、本当に探していた本があった

 


<シンクロニシティ解読のポイント>

・無意識は目に見えない範囲の情報も認識している

・無意識が身体の反応を使って、大切な情報を知らせてくる

・躓きなど身体の反応がシンクロニシティであるケースがある

・身体の反応が起きた時には、そこに何かないか観察してみる



 今回のケースから判るように、躓く、足先が何かに当たる、などの身体の反応がある時は、無意識から何らかのメッセージが届いている可能性があると言えます。

 そのような反応があった時には、周囲を見渡し観察してみてください、すると、そこに何か自分自身にとって必要な情報があることがあります。

 このような視点で、日常に起こる現象を観察することは、シンクロニシティに気づき、その体験を増やし、さらにはその理解を深める上でも大切です。

 是非、このことを知っておいてください。




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